42種類の花蓮
古代蓮の里では、行田蓮を含む42種類の花蓮をご覧いただけます。
花の開花時期は種類によって異なりますが、古代蓮である行田蓮は6月中旬から8月上旬に咲きます。
古代蓮池・水鳥の池・水生植物園(約10万株)
行田蓮(ぎょうだはす)
世界の蓮園(40種類、約2万株)
1.真如蓮(しんにょれん)
白蓮系統
大型 一重
花弁 18~24枚
花色は白で外弁は常緑色を呈する。花容は気品があり白蓮の貴公子と呼ばれている。江戸時代から伝わる。
2.西光寺白蓮(さいこうじびゃくれん)
白蓮系統
普通 一重
花弁 20~26枚
花色は純白で外弁はわずかに緑色を帯びている。大阪府和泉市の西光寺に伝えられている白蓮。
3.白万々(はくまんまん)
白蓮系統
大型 八重
花弁 100~120枚
花弁は蕾から開花直前頃までは緑色を帯びているが、開花後は純白となる。江戸時代から伝わる。
4.酔妃蓮(すいひれん)
爪紅蓮系統
大型 一重
花弁 20枚前後
開花初期は全体にピンク色をしているが次第に白となり、先端だけピンク色が残る。酔ったお妃の顔のように見える。江戸時代から伝わる。
5.毎葉蓮(まいようれん)
紅蓮系統
普通 一重
花弁 20枚前後
花色は濃いピンク色で条線は鮮明。各立葉毎に花をつけるほど花つきが良いことからこの名がつけられた。江戸時代から伝わる。
6.瑞光蓮(ずいこうれん)
爪紅蓮系統
普通 一重
花弁 14~18枚
花色は白い地にピンク色の爪紅となる。開花初日はピンク色が比較的濃く、その後後退し白粉の様な白さとなる。
7.碧台蓮(へきだいれん)
白蓮系統
普通 八重
花弁 100枚~120枚
花色は白色でやや緑色を帯びている。江戸時代から伝わる。
8.一天四海(いってんしかい)
斑蓮系統
大型 一重
花弁 15枚~18枚
花色はやや黄色味のある白色の縁に紫紅色の不規則な帯状の紋が入る斑蓮。花弁の表と裏では紋の形が異なる。一天四海とは、全世界を意味する。
9.原始蓮(げんしはす)
紅蓮系統
大型 一重
花弁 25枚前後
花色は濃いピンクで退色が早く花弁基部近くは白くなり条線は鮮明。大賀一郎博士が原始的な蓮として命名した。大阪府指定天然記念物。
10.姫蓮(ひめはす)
紅蓮系統
普通 一重
花弁 14~18枚
花色は濃いピンクで条線は鮮明。比較的小型。花つきが良い。
11.即非蓮(そくひれん)
紅蓮系統
小型 一重
花弁 20枚前後
花色は桃色で条線は鮮明。江戸時代の初めに中国の僧、即非禅師が招来したとされる蓮。
12.誠蓮(まことはす)
紅蓮系統
普通 八重
花弁 120枚前後
花色は鮮やかなピンク。お盆の切花用として栽培されている。品種登録第1号の蓮。
13.天上蓮(てんじょうれん)
紅蓮系統
普通 八重
花弁 80枚前後
花色はピンクで花弁基部はやや白。雌ずいが突出する異形雌ずいとなるものが多い。江戸時代から伝わる。
14.漁山紅蓮(ぎょざんこうれん)
紅蓮系統
普通 一重
花弁 15枚前後
花色は桃色で条線は鮮明。漁山は声明(僧が仏の徳をたたえて節をつけて唱える)の起源地として伝説に残る中国の地。
15.王子蓮(おうじはす)
黄紅蓮系統
大型 一重
花弁 24~26枚
花色は淡黄のクリーム色。アメリカ産の王子蓮(黄蓮系統)と東洋産の紅蓮系統との交雑品種。
16.舞妃蓮(まいひれん)
黄紅蓮系統
大型 一重
花弁 20~25枚
花色は淡黄色のボカシに淡紅色が入る。黄蓮系統の王子蓮と大賀蓮との交雑品種。1966年阪本祐二氏作出。
17.明光蓮(めいこうれん)
紅蓮系統
普通 一重
花弁 16~20枚
花色は濃いピンクで、花弁基部にわずかに黄色が見られ退色は遅く、3~4日目に淡いピンク色となる。蜀紅蓮と舞妃蓮の交雑品種。1971年阪本祐二氏作出。
18.大賀蓮(おおがはす)
紅蓮系統
大型 一重
花弁 14枚~18枚
花色は鮮やかなピンク色・1951年、大賀一郎博士が発掘した実より咲いた花。千葉県指定天然記念物。
19.インド蓮(いんどはす)
爪紅蓮系統
普通 一重
インドのプラカシュ・シャー駐日大使が行田市の古代蓮の自生地を訪れた際に贈られた種子から開花した蓮。
20.中国古代蓮(ちゅうごくこだいはす)
一重
花弁 24~26枚
花弁はやや細く、花色はピンクで条線は不鮮明。花径は26cm程度。淡紅色で、花容は非常に優雅。
21.巨椋の白鳥 (おぐらのはくちょう)
大型 一重
花弁 20枚前後
花色は白色。花托上面は濃緑で内弁数枚が内側に曲がっている。花径は26cm前後。
22.錦蘂蓮(きんずいれん)
八重
花弁 100~120枚
花径18~20cm前後の中型。花色は鮮やかな赤で、花弁基部は白色を呈す。条線は鮮明。
23.輪王蓮(りんのうれん)
一重
花弁 16~20枚
花色は全般に白が優先し、そこに淡黄色が入る。花弁の基部は黄色。花径は14cm前後。
24.西湖蓮(さいこれん)
八重
花弁 100~120枚
外弁は幅が広く、少し常緑色。花径は18~20cm。花色は白。
25.嘉祥蓮(かしょうれん)
一重
花弁 20枚前後
花径22~25cm前後の爪紅種。白地に紫紅色の爪紅で開花初期は赤紫色であるが、次第に退色して白くなり条線が目立つようになる。
26.韓国景福宮蓮(かんこくけいふくきゅうれん)
一重
花弁 18~20枚
花径26~28cmの大型の爪紅種。花色は白地に紫紅色の爪紅となる。
27.アメリカ黄蓮(あめりかおうれん)
一重
花弁 17~20枚
花径24~26cm。花色は黄色。
28.アメリカ白蓮(あめりかびゃくれん)
一重
花弁 18~20枚
花径は28cm前後の大型種。全般に白色、花弁基部は淡黄色。外弁は常緑黄色。
29.緑地美人(りょくちびじん)
一重
花弁 15~24枚
花径20~23cm。開花初期の花色は黄色味がかかった紅色で徐々に淡くなり爪紅状に変化。東京大学が琴台歌手とアメリカ黄連を交配し作出。
30.桜蓮(おうれん)
一重
花弁 14~18枚
花径は20~23cmの中型。花色は咲き始めは紅色。退色早く淡くなる。条線は不鮮明。
31.漢蓮 (かんれん)
八重
花弁 50~100枚
花径3~8cmと小さくわが国最小の品種。花色は白色。
32.剣舞蓮(けんまいれん)
一重
花弁 18~20枚
花径は大型で花は白に近い黄白色。
33.紅万々(こうまんまん)
八重
花弁 100~120枚
花径27~30cmの大型。花色は鮮やかな赤で、花弁基部は白色。条線は不鮮明。
34.小舞妃蓮(しょうまいひれん)
一重
花弁 16~18枚
花径18~20cm。花色は淡黄色で弁先は紫紅色。
35.ヴァージニア蓮(ばぁーじにあはす)
一重
花弁 22~26枚
花径は14~20cmの中・小型のキバナバス系。花色は花バスの中で最も濃い黄色。
36.カスピカム(かすぴかむ)
一重
花弁 23~25枚
花径は24~26cmと大型。花色はやや濃い紅色。ロシアの花。
37.大洒錦(たいせいきん)
八重
花弁 70~100枚
花径は大型で花色は斑。
38.青菱紅蓮(あおびしこうれん)
一重
花弁15~17枚
花色は紫紅色。
39.ミセス・スローカム(みせす・すろーかむ)
八重
花弁 70~100枚
黄紅系で唯一の八重咲種。花色は淡黄色のぼかしに淡紅色が入る。花径は26~28cmと大型。
40.千弁蓮(せんべんれん)
千弁咲
花弁 2000~3500枚
花径は24~26cm。花色は桃色から紫紅色。
世界の蓮園園内配置図
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水生植物園
41.甲斐姫(かいひめ)
黄紅蓮系統
大型 一重
花弁 18~22枚
花色は、行田蓮の紅色とアメリカ黄蓮の中間の黄紅色。葉の縁の波は行田蓮に似ており、葉色も緑が濃く育成が旺盛である。花柄と葉柄のとげは、黒の斑点で黄蓮の特徴がでている。
花径は22~25cm。
【由縁】
甲斐姫は、「成田記」に登場する忍城主成田氏長(うじなが)の娘で、1590年に石田三成軍が忍城を水攻めした際に城を守って奮戦したと伝えられる姫です。
花蓮「甲斐姫」は、この甲斐姫にちなみ平成21年に開催された「蓮サミット」で命名されたものです。
古代蓮の里